2016(H28)年 年報
(11) 流行性耳下腺炎
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流行性耳下腺炎は2005年から2006年および2010年から2011年にかけて流行した。流行後の2013年に患者報告数86件まで減少したが、2014年(346件)、2015年(426件)と報告数が増加した。2016年の患者報告数は1,125件で、5年ぶりの流行となった。
2014年後半に益田圏域および隠岐圏域で見られた流行は、2015年に入り徐々に東部に拡大し、2015年末時点では大田圏域および益田圏域で定点当り2.0人を超える流行となっていた。2016年に入ると、1月に浜田圏域、2月に松江圏域、6月に出雲圏域、7月に雲南圏域で定点当り1.0人を超える状況となった。流行が先行した大田圏域、隠岐圏域からの報告数は減少した。
全県では、6月上旬(第23週)に定点当り1.0人を超え、9月下旬(第42週)および12月中旬(第50週)に記録した定点当り1.83人がピークとなった。
全国的にも2016年は流行期にあたり、6月から12月にかけて定点当り1.0人を超える状況が続いた。
流行性耳下腺炎報告グラフ
シーズン別の報告数合計:流行性耳下腺炎
平均報告数
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
812
2,501
587
88
267
1,758
1,262
483
86
346
426
1,125