2014(H26)年 年報
(4) 感染性胃腸炎 >データ表示
 2014年の感染性胃腸炎の患者報告数は8,239件で、過去5年間と比較して最も少なかった。
 島根県全体では2013年12月上旬から2014年1月下旬まで定点当り10.0人程度の流行が続いていたが、2月上旬からは減少した。2014年5月から6月を中心に定点当り9.6件と増加したが、7月には再び減少した。12月上旬に定点当り10.0件を超えた。
 2014年は定点当り3.0人を下回ることはなく、夏季の患者報告数が少なくなる時期においても定点当り5.0人程度の流行が続いた。
 圏域別の各週の定点当りの平均患者数は、松江圏域で9.8件、大田圏域で9.7件及び出雲圏域で7.1件と多かった。
 全国と島根県ではピークが同時期であった。2014年1月のピークは全国と同程度の患者報告数であった。2014年12月のピークは全国よりも多かった。
 病原体の検出は、2014年1月のピークではノロウイルスG2が多く検出された。2014年3月から6月ではノロウイルスG1,G2の他にA群ロタウイルス、エンテリックアデノウイルス、サポウイルスが検出された。  2014年12月はノロウイルスG2が多く検出された。


感染性胃腸炎報告グラフ
過去5年間比較
過去10年間推移
過去10年間推移
過去報告推移
島根県報告推移
地域別報告推移
年齢別報告推移
全国地域別報告推移

シーズン別の報告数合計:感染性胃腸炎
平均報告数2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年 2013年2014年
9,6447,1188,3879,7819,83210,0359,01211,7539,52711,233 11,1698,239