2014(H26)年 年報
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・2013/2014シーズンについて
 2013/2014年シーズンのインフルエンザの患者総数は8,199件で、過去5年間と比較すると、2011/2012シーズンに次ぐ患者報告数の少ないシーズンとなった。
 全国的には1月下旬から2月上旬をピークとする流行であったが、島根県は全国より約1か月遅い2月下旬から3月上旬が流行のピークとなった。
 
 シーズン開始の2013年9月(第37週〜第39週)に益田圏域で定点当り2.0〜3.4件の患者発生があり、その後、2014年1月上旬(第1週)に県内全域の定点当り報告数が流行開始の目安となる1.0件を超えた。
 1月中旬(第4週)には定点当り10.0件を超え、2月下旬(第9週)に定点当り25.8件と流行のピークとなった。
 さらに、3月下旬(第13週)まで定点当り10.0件以上の流行が続き、定点当り1.0件以下になったのは5月上旬(第19週)であった。

 各地域別の定点当りの患者数は、益田圏域、出雲圏域、大田圏域及び松江圏域で各々200件を超えた。
 各週の定点当りの平均患者報告数は、益田圏域(5.0)、出雲圏域(4.6)、大田圏域(4.4)、松江圏域(4.0)、雲南圏域(3.4)、隠岐圏域(2.3)で、各地域のばらつきは昨シーズンよりやや大きかった。
 なお、ピーク時の定点当りの患者報告数は、全国では定点当り34.5件と警報レベル(30.0)を超えており、島根県のピーク時の定点当り患者報告数25.8件を大きく上回っている。

 2013/2014シーズンは、AH1pdm09型、A香港型(H3)、B型 の3種類のインフルエンザウイルスが検出された。
 シーズン開始の2013年9月にAH1pdm09型が検出され、2013年12月にはA香港型(H3)が検出された。流行開始期の2014年1月には、AH1pdm09型とA香港型(H3)が多く検出され、B型も検出された。さらに、流行のピークとなった2月にはA香港型(H3)が最も多く検出され、次いでB型、AH1pdm09型の順であった。3月以降は、B型が最も多く検出され、AH1pdm09型及びA香港型も検出された。


閉鎖措置学校の患者数と発生動向調査の報告患者数
インフルエンザウイルス分離状況
過去の報告患者数と流行インフルエンザ型
シーズン別の流行ウイルス型その2

インフルエンザ報告グラフ
過去5年間比較
過去10年間推移
過去10年間推移
過去報告推移
島根県報告推移
地域別報告推移
年齢別報告推移
全国地域別報告推移

シーズン別の報告数合計:インフルエンザ
平均報告数2004/05年2005/06年2006/07年2007/08年2008/09年2009/10年2010/11年2011/12年 2012/13年2013/14年(2014/15年)
8,1128,9836,6676,5284,5778,66813,0378,7157,2318,511 8,1998,919