感染症発生動向調査事業の一環として、病原体検査定点の医療機関（松江市２ヶ所、出雲市２ヶ所、浜田市１ヶ所）より提供された感染性胃腸炎の患者材料について細菌検査を実施した。
　2008(平成20)年には検査した71検体中、病原性大腸菌が5件、カンピロバクターが7件検出された。昨年に比べ、病原性大腸菌は減少したが、カンピロバクターは増加した。

病原体名＼月	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月	合計
腸管出血性大腸菌(EHEC)
病原性大腸菌	1				1	2				1			5
サルモネラ
カンピロバクター							1	1	1			4	7
合計	1				1	2	1	1	1	1		4	12
検体数	7	6	2	3	3	7	10	6	3	9	2	13	71

	2006年	2007年	2008年
腸管出血性大腸菌(EHEC)		1
その他の病原性大腸菌	11	7	5
Salmonella.ｓｐｐ
Campylobacter.spp	3	5	7
検体数	60	56	71