2007(H19)年 年報
(13) 流行性耳下腺炎
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2005(H17)年に始まった流行性耳下腺炎の大規模な流行は2006(H18)年にピークに達し、2007(H19)年は流行後期の患者数が減衰する時期に当たっている。前年のピーク時には月の定点当り報告数が11.1人あったが、本年1月には5.4人、12月には0.3人にまで減少し、今回の大流行はほぼ終息した。
本疾患は、比較的せまい範囲で流行が伝播するため地域毎に流行周期が異なるが2006(H18)年は全県で流行が拡大し、2007(H19)年は各地区とも同時に減少局面となったために、年間を通じて同じような動きをみせた。この動きは全国でも同様であり、12月には各県とも最低レベルにまで報告数が減少した。
年齢別では、2歳から5歳児が中心であるが、幼児期から学童にいたるまで幅広い年齢層の報告がある。
流行性耳下腺炎報告グラフ
シーズン別の報告数合計:流行性耳下腺炎
平均報告数
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
1,054
1,322
369
624
920
2,501
587