2007(H19)年 年報
(5) 水痘
>
データ表示
水痘は、流行パターンがはっきりとして、12月をピークとする冬期と、5月から6月をピークとする初夏の2峰性をとる。2007(H19)年の流行は12月の流行の後、1月から2月に報告数の増加がみられ、さらに5月から6月の初夏の流行もはっきりとした流行とならなかったため、例年の流行パターンと異なる動きとなった。しかし、年間の報告患者総数を過去と比較すると変化は少なく、過去10年間の報告数は2,000件前後で推移している。年間の報告患者数は、感染性胃腸炎、インフルエンザを除くと最も多く、小児の主要な感染症である。
地区別の定点あたりの年間患者数は、東部が102.0人と最も多く、中部(87.0人)、隠岐(81.8人)となっている(表7)。
年齢別では、1歳児が28.3%と最も多く、1〜2歳までが全体の約半数を占めている。
水痘報告グラフ
シーズン別の報告数合計:水痘
平均報告数
2002/03年
2003/04年
2004/05年
2005/06年
2006/07年
(2007/08年)
1,938
1,630
1,878
1,882
2,042
2,259
344