2006(H18)年 年報
(6) 手足口病 >データ表示
 手足口病は、主に夏期に流行する疾患であるが、流行するウイルス型により流行時期に変動がみられる。本年は夏期に目立った報告が無かったが、患者からは前年に引き続きコクサッキーA16型が分離された。10月以降にエンテロ71型によると考えられる小流行がみられた。エンテロ71型は2000(H12)年、2003(H15)年に大流行しており、流行の拡大が懸念されたが、12月のピーク以降減少した。エンテロ71型は髄膜炎を起こすため注意が必要であり、本年の髄膜炎患者1例からもエンテロ71型が分離されているため、動向に注意を払う必要がある。
 年齢別では、1歳児が32.6%、2歳児が24.8%、3歳児が14.0%であった。

手足口病から分離されたウイルス株数の推移
ウイルス型\年19961997199819992000200120022003200420052006
エンテロ71型-2713543-45--3
コクサッキーA16型--120-11265-16204
コクサッキーA10型423--162-6--1
その他271455845721

手足口病報告グラフ
過去5年間比較
過去10年間推移
過去報告推移
島根県報告推移
地域別報告推移
年齢別報告推移
全国地域別報告推移

シーズン別の報告数合計:手足口病
平均報告数2001年2002年2003年2004年2005年2006年
9044741,0691,6516581,035537