流行性耳下腺炎は、比較的せまい範囲で流行が伝播するため地域毎に流行周期が異なり、地域毎に流行をみる必要がある。過去の流行では、2001年は大田圏域以西の西部が、2002年は雲南圏域が流行の中心であり、2003年は出雲圏域と松江圏域が流行の中心であった。2004年は益田圏域が流行の中心であったが、2005年の流行は松江圏域と出雲圏域が流行の中心であった。また、2005年は鳥取県で大規模な流行となっており、その影響が考えられる。
年齢別では、２歳から５歳児が中心であるが、幼児期から学童にいたるまで幅広い年齢層の報告がある。
流行性耳下腺炎報告グラフ
| 平均報告数 | 2000年 | 2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 627 | 1,209 | 1,055 | 1,322 | 369 | 627 | 920 |
ページ先頭に戻る