2004(H16)年 年報
(5) 水痘 >年間データ
 水痘は、これまでの発生動向調査の結果からみて、季節性があるものの年間の報告患者総数の変化の少ない疾患である。2004年の水痘の報告件数は1,875件、流行指数は1.05であった(表4)。報告患者数としては21疾患中3位に位置しており、小児の主要な感染症である。
 年間の流行状況では、前年末から1月上旬にかけて大きな流行の後、2月には減少したが、5月に再び増加したあと7月以降減少している。その後、9月に最低となり、12月にかけて再び増加する2峰性の流行となり、典型的な流行パターンであった。
 地区別の定点あたりの年間患者数は、東部が95.0人と最も多く、中部(93.3)、西部(69.4人)となっている(表6)。
 年齢別では、1歳児が24.4%と最も多く、次いで2歳児が23.9%であり、1〜2歳までが全体の約半数を占めている。

水痘報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:水痘
平均報告数1999/2000年2000/2001年2001/2002年2002/2003年2003/2004年2004/2005年
1,6981,5481,7541,6721,6301,888452