2003(H15)年 年報
(2) 咽頭結膜熱 >年間データ
 2003年の咽頭結膜熱の報告数は128人で、過去10年間と比較した流行指数は1.09であり、平年なみの報告数であった(表4)。 定点当たりの年間患者数の平均は、島根県は0.11人で、全国の0.26人と比較するとやや少なかった。
 月別の報告では、5月から9月にかけて患者数が多く、10月にいったん患者数が減少した後に再び増加し11月以降多い状態が 続いている。全国の報告では、夏期の7月にピークがみられたが、ピーク時でも定点当たりの報告数は0.77人にとどまっている。
 年齢別の報告では、1歳から2歳が中心であり、全体の約半数の50.8%を占め、また、5歳以下が全体の91.4%であった。
 地区別の定点当たりの報告では、西部地区の7.5人が最も多く、次いで中部が7.0人、東部2.3人であり、中・西部の報告が多かった。

咽頭結膜熱報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:咽頭結膜熱
平均報告数1998年1999年2000年2001年2002年2003年
1231727291142139128