(11) ヘルパンギーナ >
年間データ
2002年(平成14年)のヘルパンギーナの報告件数は、372件で、流行規模の小さかった1998年(平成10年)に次いで
少なかった。年間の報告数からみた流行は、1年間隔に繰り返されている。
週別に報告数をみると、第15週(4月下旬)から散発的な発生があり、第23週(6月上旬)から第29週(7月下旬)
に定点当たり1.0人の報告があった後、次第に減少し、第39週(9月末)に終息した。
地区別の発生では、益田圏域が年間定点当たり42.3人で最も多く、他の圏域では6.5〜20人であった。発生時期には
大きな違いが見られなかった。年齢別では1歳が109人(29.3%)で最も多く、2歳90人(24.2%)、12か月以下が53人
(14.2%)、3歳49人(13.2%)であり、3歳以下の報告が83%を占めている。
本年の流行ウイルスは、1月から4月にかけてはコクサッキーA4型ウイルスが分離され、入れ替わるように4月
から6月の流行期にはコクサッキーB4型ウイルスが分離された。その他のウイルスでは、コクサッキーA5、6、
12型、およびコクサッキーB2型ウイルスが散発的に分離された。
ヘルパンギーナ報告グラフ >
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シーズン別の報告数合計:ヘルパンギーナ
平均報告数 | 1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 | 2001年 | 2002年 |
669 |
698 |
310 |
896 |
460 |
983 |
372 |