2002(H14)年 年報
(5) 水痘 >年間データ
 2002年(平成14年)の水痘の報告件数は1,692件、流行指数は0.88であった(表4)。報告患者数としては21疾患中 3位に位置しており、小児の主要な感染症である。
 年間の流行状況では、前年末から1月にかけて大きな流行ピークの後、2月には減少したが、5月に再び増加し、小さ なピークを形成した。その後、9月に最低となり、12月にかけて再び増加する2峰性の流行となった。例年、冬季と初夏の 2峰性の流行がみられ、本年は典型的な流行パターンであったが、昨年は冬季の流行が大きく初夏のピークがほとんど認 められなかった。
 地区別の定点あたりの年間患者数は、中部が89.3人と最も多く、西部(77.1人)、東部(57.7人)となっている(表3)。
 年齢別では、1歳児が27.4%と最も多く、0歳〜4歳までが全体の報告数の77.2%を占め、例年と同様の傾向であった。

水痘報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:水痘
平均報告数1997/1998年1998/1999年1999/2000年2000/2001年2001/2002年2002/2003年
1,667 1,672 1,688 1,548 1,754 1,672 491