2002(H14)年 年報
(2) 咽頭結膜熱 >年間データ
 2002年(平成14年)の咽頭結膜熱の報告数は139人で、昨年に比較して増加した。また、過去10年間と比較した流行指数では 1.25であり、平年よりやや患者数が多かった(表4)。定点当たりの年間患者数の平均は、島根県は0.12人で、全国の0.10人 とほぼ同じであった。
 月別の報告では、1月から7月にかけて患者数が多かったが、8月以降は患者数が減少した。全国の報告では、夏期の7月に ピークがみられたが、ピーク時でも定点当たりの報告数は0.5人以下であり、大きな流行にはなっていない。
 年齢別の報告では、1歳から2歳が中心であり、全体の約半数の54.7%を占め、また、5歳以下が全体の89.9%であった。
 地区別の定点当たりの報告では、中部地区の14.6人が最も多く次いで東部が3.1人であり、中部からの報告が全体の73.3%を 占めた。

咽頭結膜熱報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:咽頭結膜熱
平均報告数1997年1998年1999年2000年2001年2002年
126 154 172 72 91 142 139