2001(H13)年 年報
(12) 麻しん >年間データ
 平成13年の麻疹の報告件数は、前年の報告数(76件)から21件増加し97件であった。平成10年(1998年) および平成11年(1999年)は、報告数が10件以下と少なかったが、一転して増加している。
島根県では大きな流行とはならなかったが、全国的には北海道、四国、九州で麻疹が多発した。  地域別では流行した月が異なり、東部では6月から7月にかけて、中部では7月から8月にかけて、 西部では5月に報告数の増加が認められた。
 年齢別では1歳以下が報告数全体の36.1%(35件)を占め、10歳代は24.7%(24件)で、過去の流行時 と比較して、10歳以上の報告数が多いのが本年の特徴である。発症年齢からみても1歳未満のワクチン 接種前や、1歳以上の年齢層ではワクチン未接種の罹患患者が63.3%(接種歴不明をあわせると、93.7%) あり、ワクチンの接種率の向上と、早期接種が必要である。


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年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:麻しん
平均報告数1996年1997年1998年1999年2000年2001年
60105103897697