2001(H13)年 年報
(6) 手足口病 >年間データ
 平成13年の手足口病の報告件数は474件であった。前年は、1〜2年間隔でみられる流行期にあ たり、比較的患者数が多かったが、本年は前年の37%の報告数にとどまった。過去10年間と比較し ても本年は流行指数0.52と患者数が少ない年であった。
 例年、手足口病は7月〜8月を中心とした夏期に流行がみられるが、本年は、秋から冬にかけても 患者発生がみられた。県の定点あたり週別患者数では、1.0人を上回ることは殆どなく、小規模な発 生であった。
 地区別にみると地区により流行のピークがそれぞれ異なっている。東部では6月から7月にかけ て小規模な流行があった後、9月から10月にも患者数の増加がみられた。中部では7月を中心とし た流行があった後、9月と11月に発生がみられた。西部では7月の流行の後、10月と12月に流行が みられ、いずれも緩やかな2峰性を示し、前半の6、7月はコクサッキーA4,6,10型、そして9月以 降はコクサッキーA16型ウイルスを原因としていた(ウイルス検査情報参照)。
 年齢別では、1歳児が34.0%、2歳児が23.8%、3歳児が13.1%であり、0歳から4歳までの患者 数が全体の87.8%を占めた。


手足口病報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:手足口病
平均報告数1996年1997年1998年1999年2000年2001年
789708161,6551381,267474