2001(H13)年 年報
(4) 感染性胃腸炎 >年間データ
 平成13年の感染性胃腸炎は、流行指数が0.85で過去10年間と比較しやや少なかったものの、報告患者総 数では21疾患中で最も多かった。これは、インフルエンザの報告数が平年の約半数と少なかったためであ る。
 週別の定点あたり報告患者数では、冬季に入り増加し第6週(2月上旬)にピーク(12.1人)となり、その 後しだいに減少し第18週(5月上旬)に4人以下となり6月(第23週)から10月(第44週)までの間は2人 前後で推移した。第45週(11月上旬)以降増加し始め、第52週には12.5人で最大となった。平年の流行は11 月に入って急速に患者数が増加し、年末から1月にかけてピークをむかえるが、平成13年の流行は平年に 比べ約1か月遅い2月にピークがあった。
 地区別では、年間の定点あたり報告数では最も多発した大田圏域を中心とした西部が262.9人と最も多 く、次いで中部(252.6人)、東部(171.9人)となっている(表3)。流行のピークは地区により違いはある ものの、1月下旬から2月上旬にみられた。
 年齢別では、1歳が13.9%で最も多く、0歳から4歳までが51%を占めてた。


感染性胃腸炎報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:感染性胃腸炎
平均報告数1996/1997年1997/1998年1998/1999年1999/2000年2000/2001年2001/2002年
5,3684,8615,3325,3606,1485,1411,293