2001(H13)年 年報
(3) A群溶連菌咽頭炎 >年間データ
 平成13年のA群溶血性連鎖球菌咽頭炎の報告件数は441件で、前年の報告数の69%にとどまった。 本疾患は、4〜5年周期の流行期と流行閑期が繰り返されており、平成9年から平成12年までは流 行期にあったが、平成13年度は減少に転じている。
 月別患者発生状況を定点あたりでみると、冬季と夏期に多発する傾向がみられ、冬季の2月に定 点あたり2.6人とシーズン最大件数となったあと減少した。夏期の6月に再び増加(2.0人)が認めら れたあと8月に最小(0.5人)となりその後増加に転じ、12月には2.3人となった(表4)。
 地区別患者発生状況では、中部が最も多く(定点あたり年間22.6人)、昨年までの西部に多い傾向 とは異なる発生となった。
 年齢別では、5歳児が75件(17%)と最も多く、4歳児から6歳児までの患者数が全体の46%を占 めた。


A群溶連菌咽頭炎報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去10年間推移

シーズン別の報告数合計:A群溶連菌咽頭炎
平均報告数1996/1997年1997/1998年1998/1999年1999/2000年2000/2001年2001/2002年
621436696781779411146