(13) 流行性耳下腺炎 >
年間データ
平成12年の流行性耳下腺炎の年間報告件数は1,209件(定点当たり報告数52.5人)で、感染症発生動向調査の
対象21疾患の総報告数19,092件の6.3%に相当し、5番目に多い疾患であった。
流行性耳下腺炎の経年変化をみると、これまでに3〜4年の流行期と2〜3年の流行閑期が繰り返されており、現在は
昨年から報告件数の増加した流行期に相当していると思われる。
月別の患者発生状況をみると、報告数が多いのは7,8月の101件、104件と11月、12月の156件、210件であったが、
その他の月でも48件以上の報告があり、全体としては年間を通して比較的フラットな流行曲線を描いている。
地区別の患者発生状況は東部233件(定点当たり報告数33.2人)、中部163件(23.2人)、西部805件(100.6人)、
隠岐8件(8.0人)であった。西部が最も多く、特に11月以降は大きな流行となった。
年齢別の患者発生状況は、4歳児が196件で最も多く、これに次いで5歳児が188件と多かった。年齢階層別に見ると
0〜4歳580件、次いで5〜9歳500件の順で、この両者あわせての報告総数は1,080件で、全体の89%を占めている。
流行性耳下腺炎報告グラフ >
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シーズン別の報告数合計:流行性耳下腺炎
平均報告数 | 1995年 | 1996年 | 1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 |
1,215 | 1,319 | 2,378 | 678 | 572 | 1,127 | 1,209 |