2000(H12)年 年報
(4) 感染性胃腸炎 >年間データ
 平成12年の感染性胃腸炎は前年に比べて1.5%増加し、5,858件(週間一定点あたり4.89人)が報告され、総報告件数の 30.6%を占め、昨年同様に対象21疾患中インフルエンザに次いで2番目に多い疾患であった。
 週別報告件数を定点あたりでみると、年初第1週の8.46人から始まり、第2週をピーク(9.57人)に、その後第30週まで 5.04人以上が報告され、以後漸減し、第32週から第48週まで1.0人代の散発的に推移した後、第42週(10月中旬)より再び 増加、第50週、52週には、それぞれ10.04人、11.13人と年間の最高報告数となった。
 年間を通してみると前年末から年初にかけて冬に報告数が増加する一峰性の発生が毎年みられている。 年間の地区別患者発生状況を定点あたりでみると、西部(307.8人)、中部(266.42人)、東部(188.0人)、隠岐(107.0人) であり、月別の患者数の最高は地区によって異なっている。
 報告件数を年齢別にみると、0〜4歳の3,103人が最も多く、次いで5〜9歳の1,68人、10〜19歳761人、20歳以上の310人 であった。0〜4歳では、1歳が最も多く、ついで2歳、3歳、4歳の順となり、0歳〜4歳が全体の52.9%を占めている。

感染性胃腸炎報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去5年間推移

シーズン別の報告数合計:感染性胃腸炎
平均報告数1995/1996年1996/1997年1997/1998年1998/1999年1999/2000年2000/2001年
5,5115,9564,8245,3065,3226,1481,182