2000(H12)年 年報
(3) A群溶連菌咽頭炎 >年間データ
 平成12年のA群溶連菌咽頭炎の報告件数は670件で、総報告件数の3.5%にあたり、前年の報告数(749件)と同程度であった。 現在は4〜5年の間隔で繰り返される流行周期の多発期に相当している。
 月別患者発生状況を定点あたりでみると、冬期間に多く1月は前年末の多発に引き続き3.91人、2月には4.34人と今シーズン の最大を示し、3月も3.91人であった。その後最小報告数となった9月の9件(0.39人)に向かって徐々に減少し、10月より再び 増加し、12月には51件(2.21人)となった。
 地区別患者発生状況は定点あたりでみると西部が最も高く49.8人、次いで中部の21.8人、東部15.0人であり、この西部で 高い傾向は昨年と同様であった。
 年齢別患者発生状況は、4歳児が122件(18.2%)、次いで6歳児109件(16.3%)、5歳104件(15.5%)とこの3年齢区分が 全体の50%を占め、昨年同様に年長児での罹病率が高いことがいえる。

A群溶連菌咽頭炎報告グラフ >グラフデータ表示
年間発生推移
過去5年間推移

シーズン別の報告数合計:A群溶連菌咽頭炎
平均報告数1995/1996年1996/1997年1997/1998年1998/1999年1999/2000年2000/2001年
632477425699779779116