1.県内感染症情報(10月:第40週から第44週)
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
結核が7件(松江圏域1件、出雲圏域3件、大田圏域1件、浜田圏域1件、益田圏域1
件)、腸管出血性大腸菌感染症が16件(松江圏域1件、大田圏域1件、浜田圏域2件、
益田圏域12件)、日本紅斑熱が15件(松江圏域2件、雲南圏域1件、出雲圏域3件、大田圏域1件、浜田圏域4件、
益田圏域4件)、レジオネラ症が3件(松江圏域1件、浜田圏域2件)、レプトスピラ症が1件(出雲圏域)、クロイ
ツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)、梅毒が3件(松江圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域1件)、侵襲性肺炎
球菌感染症が1件(大田圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が1件(出雲圏域)、百日咳が43件(松江
圏域7件、雲南圏域10件、大田圏域13件、益田圏域5件、隠岐圏域8件)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
※ 2025年4月7日から現在の感染症発生動向調査に加えて急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まりました。
〇インフルエンザ
:10月5週間の定点あたりの報告数は11.8人で、9月(0.7)の報告数の17倍へ急増し、今シ
ーズンの大流行が懸念されます。罹患年齢層の報告実数として乳幼児、10歳未満の学童
と10代で全体の80%を占め、保育所、学校等の集団生活での感染拡大が原因と考えられ
ます。咳エチケット等、基本的な感染対策を行い予防に努めましょう。
〇RSウイルス感染症
:定点あたりの報告数は9.5人で、9月の2倍、8月の4倍へ増加しています。COVID19後は夏
前の流行にシフトした感がありましたが、今シーズンは従来通りの秋から冬にかけての
感染拡大が懸念されます。この感染症の特徴として1歳未満の乳児、特に低出生体重児
や心臓・肺に基礎疾患のあるお子さんは重症化しやすいため注意が必要です。2026年度
からは妊婦を対象としたRSウイルスワクチンの定期接種が始まる方針が示されています。
これにより胎児に抗体が移行して新生児の重症化を防ぐことが期待されています。
〇伝染性紅斑
:定点あたりの報告数は4.8人で、9月の53%まで減少しました。7月の13.8から減少傾
向が続き、従来の流行時期を考慮すると収束する可能性が高くなりますが今後も注視す
る必要があります。妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が
生じることがあります。保育園や学校など周囲で患者発生がみられる場合、妊娠中ある
いは妊娠の可能性がある女性はできるだけ患者との接触を避けるよう注意が必要です。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の報告が1.3人あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が1.7人、性器ヘルペスウイルス感染症が0.2人、尖圭コンジローマが0.3人および淋菌感染
症が0.2人の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:0.0人。〇無菌性髄膜炎:0.0人。〇マイコプラズマ肺炎:3.2人。
〇クラミジア肺炎
:0.0人。〇感染性胃腸炎(ロタ):0.0人。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:2.0人。地区別では東部1.0人、中部2.0人、西部3.0人、隠岐0.0人、
年代別では70歳以上が69%を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:0.0人。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0.0人。
2.過去5年間の発生推移(2020年10月〜2025年10月:月4週で換算)






