○インフルエンザ ：★島根県薬事衛生課から発表されていたインフルエンザ流行警報は解除されました★県内全域の定点当り患者報告数(7.8)は、第10週(11.5)と比較して減少し、警報レベル終息基準値(10.0、下記グラフの黄線)を下回りました。 隠岐圏域(16.0)、雲南圏域(14.7)および大田圏域(12.3)では定点当り10.0以上の流行が続いており、隠岐圏域では第9週以降報告数が増加しています。 迅速診断ではA型とB型が検出されており、B型の検出が多くなっています。 ピークは過ぎましたが、流行は続いています。 手洗い・咳エチケット等の予防を心掛けましょう。

○感染性胃腸炎 ：県内全域(6.8)の患者報告数は横ばいです。 松江圏域(11.6)および出雲圏域(9.4)でやや流行しており、松江圏域では第10週(7.9)よりも報告数が増加しています。 また、大田圏域(5.0)、益田圏域(3.7)、雲南圏域(3.5)および浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。

○A群溶連菌咽頭炎 ：県内全域(2.8)の患者報告数は横ばいです。 雲南圏域(5.5)、松江圏域(4.6)、出雲圏域(2.6)および益田圏域(2.0)でやや流行しているほか、隠岐圏域(1.0)および浜田圏域(0.7)でも患者発生報告があります。

○RSウイルス感染症 ：県内全域(0.4)の患者報告数は横ばいです。 益田圏域(2.0)でやや流行しているほか、出雲圏域(0.6)で患者発生報告があります。

○感染性胃腸炎(ロタ) ：松江圏域(4.0)の基幹病院で報告があります。 ロタウイルスは乳幼児(0から5歳児)の急性重症胃腸炎の主な原因ウイルスであり、例年3月から5月にかけて流行します。 オムツの適切な処理、手洗いの徹底で感染拡大を防止しましょう。

○インフルエンザ ：AH1(2009pdm)型、AH3(香港)型およびB(山形系統)型が全県(隠岐圏域を除く)で検出されています。

○感染性胃腸炎 ：ノロウイルス（G�T、�U）が検出されています。

○熱性疾患 ：RSウイルスおよびライノウイルスが検出されいます。

○肺・気管支炎 ：ヒトメタニューモウイルスおよびRSウイルスが検出されています。