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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第36週 (9/4〜9/10) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 腸管出血性大腸菌感染症が1件(大田圏域)、日本紅斑熱が1件(益田圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○RSウイルス感染症 :県内全域(6.3)の患者報告数は急増し定点当り5.0人を超える流行となっています。出雲圏域(11.0)および松江圏域(10.1)で急増し定点当り5.0人を超える流行となっています。益田圏域(3.7)で流行しているほか、雲南圏域(2.0)および浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。例年、乳幼児を中心に冬季に向けて流行する疾患として注意が必要です。
○感染性胃腸炎 :県内全域(3.8)の患者報告数は減少しています。大田圏域(8.0)でやや流行しているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○手足口病 :県内全域(2.3)の患者報告数は減少していますが、警報レベル終息基準値(2.0)を超える流行が続いています。雲南圏域(10.0)で警報レベル(5.0)を超える流行となっています。益田圏域(3.7)で警報レベル終息基準値(2.0)を超える流行となっているほか、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。隠岐圏域(5.0)で警報レベル終息基準値(4.0)を超える流行となっています。出雲圏域(3.8)および松江圏域(3.1)でやや流行しているほか、浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○インフルエンザ :松江圏域(3.2)で流行しているほか、益田圏域(0.4)で患者発生報告があり、松江・益田でA型が、益田でB型が検出(迅速診断)されています。手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.1)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。大田圏域(4.5)で注意報レベル(3.0)を超える流行となっています。出雲圏域(2.8)で流行しているほか、雲南圏域(0.5)および松江圏域(0.3)で患者発生報告があり注意が必要です。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :松江圏域でA2009型(AH1pdm2009)が検出されています。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスGU、アデノウイルス2型・5型、コクサッキーウイルスB2型が検出されています。
○手足口病 :コクサッキーウイルスA6・A16型、エンテロウイルス71型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA2・A5・A6・A10型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型・2型・5型が検出されています。
○熱性疾患 :コクサッキーウイルスA2型・A5型・A6型、アデノウイルス1型・2型が検出されています。
○肺・気管支炎 :RSウイルス、パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、コクサッキーウイルスA5型・A6型・B2型が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
RSウイルス感染症急増急増急増 増加報告なし×
感染性胃腸炎横這横這横這 横這報告なし×
手足口病減少減少横這 減少報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這増加
インフルエンザ横這横這横這× 横這横這×
流行性耳下腺炎横這横這減少 増加報告なし×
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
RSウイルス感染症発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ インフルエンザ発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
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