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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第30週 (7/24〜7/30) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(松江圏域)、重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌感染症が1件(出雲圏域)報告されてい ます。
2)定点報告5類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○手足口病 :県内全域(10.0)の患者報告数は急増し、警報レベル(5.0)を超える流行が続いています。益田圏域(25.3)、出雲圏域(15.2)、大田圏域(9.5)、松江圏域(6.0)及び雲南圏域(5.0)で警報レベル(5.0)以上の流行となっているほか、浜田圏域(2.0)及び隠岐圏域(2.0)で流行しています。
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.5)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(10.0)で流行しています。出雲圏域(5.6)及び松江圏域(5.3)でやや流行しているほか、各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○ヘルパンギーナ :県内全域(1.7)の患者報告数はほぼ横ばいです。雲南圏域(4.0)で流行しています。松江圏域(2.4)で警報レベル終息基準値(2.0)を超える流行となっています。出雲圏域(2.2)で流行しているほか、益田圏域(1.0)及び大田圏域(0.5)で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(1.6)の患者報告数はほぼ横ばいです。隠岐圏域(8.0)で警報レベル(8.0)以上の流行となっています。出雲圏域(3.0)でやや流行しているほか、大田圏域及び浜田圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(0.8)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(2.8)で流行しているほか、雲南圏域(1.5)、益田圏域(0.3)及び松江圏域(0.1)で患者発生報告があり注意が必要です。
○水痘 :雲南圏域(1.0)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○無菌性髄膜炎 :松江圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスGT・GU、A群ロタウイルス、アデノウイルス2型・5型が検出されています。
○手足口病 :コクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型・2型・5型、パラインフルエンザウイルス3型が検出されています。
○熱性疾患 :コクサッキーウイルスA6型、アデノウイルス2型、ライノウイルスが検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ライノウイルス及びRSウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
手足口病急増横這増加 急増横這
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這
ヘルパンギーナ横這横這増加 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎減少減少減少 横這増加
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
水痘横這横這×横這 横這報告なし×
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
手足口病発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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