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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2017年 第28週 (7/10〜7/16) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が2件(雲南圏域1件、浜田圏域1件)、日本紅斑熱が1件(益田圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○手足口病 :県内全域(6.1)の患者報告数は増加傾向が続いており、警報レベル(5.0)を超える流行となっています。出雲圏域(10.2)、松江圏域(7.3)、隠岐圏域(6.0)及び益田圏域(5.3)で警報レベル(5.0)を超える流行となっています。雲南圏域(4.5)で流行しているほか、各圏域で患者発生報告があります。
○感染性胃腸炎 :県内全域(4.8)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(8.0)、松江圏域(7.3)、雲南圏域(6.0)及び隠岐圏域(5.0)でやや流行しているほか、各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
○ヘルパンギーナ :県内全域(2.7)の患者報告数は増加傾向です。松江圏域(6.1)で警報レベル(6.0)を超える流行となっています。出雲圏域(2.0)、雲南圏域(1.5)及び大田圏域(1.5)で流行しているほか、益田圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.4)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(4.9)で流行しているほか、出雲圏域(3.0)、雲南圏域(2.5)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.0)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(2.6)で流行しているほか、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :雲南圏域(1.5)で流行しているほか、益田圏域(0.7)、松江圏域(0.3)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があります。
○細菌性髄膜炎 :大田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスGT・GU、A群ロタウイルス、アデノウイルス2型・5型が検出されています。
○手足口病 :コクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○ヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA6型、パラインフルエンザウイルス3型、ライノウイルスが検出されています。
○咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型・2型・5型、パラインフルエンザウイルス3型、ライノウイルスが検出されています。
○熱性疾患 :コクサッキーウイルスA6型、アデノウイルス2型、ライノウイルスが検出されています。
○肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ライノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
手足口病増加増加増加 増加減少
感染性胃腸炎横這横這横這 横這横這
ヘルパンギーナ増加増加増加 横這報告なし×
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這減少×
流行性耳下腺炎横這横這横這 横這報告なし×
咽頭結膜熱横這横這横這 横這報告なし×
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
手足口病発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
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