○インフルエンザ ：県内全域(7.8)の患者報告数はほぼ横ばいですが、隠岐圏域(28.5)及び浜田圏域(10.6)で注意報レベル(10.0)を超える流行となっているほか、その他の圏域もやや流行しています。各医療機関でA型を中心に、松江・雲南・出雲・浜田圏域では少数ながらB型も検出(迅速診断)されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。

○感染性胃腸炎 ：県内全域(4.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。大田圏域(9.5)、松江圏域(5.3)及び出雲圏域(5.0)でやや流行しているほか、雲南圏域(2.5)及び益田圏域(2.3)で散発的な患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。

○A群溶連菌咽頭炎 ：県内全域(2.7)の患者報告数は第12週に比べやや減少しています。松江圏域(5.9)で流行しているほか、出雲圏域(2.8)、雲南圏域(1.5)、浜田圏域(0.7)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。

○流行性耳下腺炎 ：県内全域(1.8)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いており、特に、雲南圏域(5.0)では警報レベル終息基準値(2.0)以上の流行が続いています。益田圏域(4.7)で注意報レベル(3.0)を超える流行となっています。出雲圏域(2.8)で流行しているほか、松江圏域(0.4)で患者発生報告があり注意が必要です。

○伝染性紅斑 ：雲南圏域(2.0)で警報レベル(2.0)以上の流行となっているほか、浜田圏域(1.0)及び松江圏域(0.3)で患者発生報告があります。

○咽頭結膜熱 ：雲南圏域(1.0)、松江圏域(0.3)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があります。

○マイコプラズマ肺炎 ：出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。

○感染性胃腸炎(ロタ) ：浜田圏域(1.0)及び出雲圏域(0.5)の基幹病院定点で患者発生報告があります。

○インフルエンザ ：県内全域でA香港型が主に検出されているほか、A2009型が益田圏域と出雲圏域で、B型(ビクトリア系統)が雲南圏域で検出されています。

○感染性胃腸炎 ：県内全域でノロウイルスG�Uが主に検出されています。

○咽頭結膜熱 ：主にアデノウイルス１型及び2型が、散発的に3型及び5型が検出されています。

○肺・気管支炎 ：ライノウイルス及びアデノウイルス1型が検出されています。2月中頃から東部で、ヒトボカウイルスの検出が増加しています。