○インフルエンザ ：県内全域の患者報告数(4.2)は減少傾向ですが、松江圏域(7.1)、大田圏域(7.0)及び雲南圏域(5.3)では定点当り5.0人を超える流行が続いています。B型の患者発生があり、今後B型患者の増加が考えられますので、引き続き手洗い等の感染予防を心掛けましょう。

○A群溶連菌咽頭炎 ：県内全域の患者報告数(5.2)は減少傾向ですが、雲南圏域(7.0)及び松江圏域(6.7)では定点当り5.0人を超える流行が続いています。

○手足口病 ：県内全域の患者報告数(3.6)は増加し、先週と比較して2倍の患者報告数となっています。特に、益田圏域(6.3)、出雲圏域(5.8)、松江圏域(4.4)で患者報告数が増加しており、例年の同時期と比べても多い状態が続いています。

○感染性胃腸炎 ：県内全域の患者報告数(5.0)はやや減少傾向ですが、大田圏域(14.0)及び益田圏域(8.3)では増加し、定点当り5.0人を超える流行となっています。また、益田圏域の基幹定点からロタウウイルスの患者報告が6件あり、増加傾向を示しています。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。

○流行性耳下腺炎 ：浜田圏域(1.0)、松江圏(0.7)、益田圏域(0.6)、大田圏域(0.5)及び出雲圏域(0.4)で患者発生報告があります。　

○インフルエンザ ：検出株はほとんどA香港型ですが、2月以降、松江・出雲・益田でB型も検出されています。

○手足口病 ：松江及び出雲圏域の患者からコクサッキーウイルスA6型が検出されていますが、松江圏域で第9週にコクサッキーウイルスA16型も検出されました。

○感染性胃腸炎 ：ノロウイルスG2が検出されています。

○肺・気管支炎 ：検出数は少ないですが、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、ヒトボカウイルスが検出されています。