島根県感染症情報：2011年33週週報

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１）全数報告感染症（１～５類感染症）

　結核が10件(松江圏域4件、浜田圏域1件、益田圏域5件)報告されています。

２）定点報告５類感染症

○手足口病 ：県内全域の報告患者数は横這いですが、益田圏域では流行が続き、中部地域の報告患者数は増加傾向です。検出ウイルスが代わってきており、患者発生が続くと予想されます。

○ヘルパンギーナ ：県内全域の報告患者数は横這いで、散発的な患者発生となっています。

○咽頭結膜熱 ：出雲圏域で散発的な患者発生があります。

○伝染性紅斑 ：各地域で散発的な患者報告はありますが、減少傾向です。

○流行性耳下腺炎 ：中部地域で患者報告が続いていますが、他の地域は散発的な発生です。

３）主な病原体の分離状況等

○手足口病 ：コクサッキーウイルスA6型に加え、新たにA10型が検出されています。
○ヘルパンギーナ ：コクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○咽頭結膜熱 ：アデノウイルス3型が検出されています。
○熱性疾患 ：エコーウイルス3型、ヒトメタニューモウイルスが検出されています。
○感染性胃腸炎 ：サポウイルス、ノロウイルスG1、G2型が検出されています。

主な感染症の流行状況

疾患名	全県	東部	中部	西部
手足口病	◎	○	◎	◎
ヘルパンギーナ	○	○	○	△
伝染性紅斑	○	△	△	△
咽頭結膜熱	△	×	△	×
流行性耳下腺炎	○	△	○	△
水痘	○	△	○	○