劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(出雲圏域)報告されています。

○インフルエンザ ：県内全域で報告数が減少し終息しつつあります。
○麻しん ：4月に入ってから県内で成人、小児の麻しん患者の報告が数名ありました(定点以外の報告含む)。 麻しんは現在関東地区で流行していますので注意する必要があります。
※麻しんは、4月1日から「島根県における麻しんのまん延予防対策のための指針」 に基づき全数の患者把握を行い、流行防止対策を行っています。
○咽頭結膜熱 ：昨年は全国で大規模に流行しました。今年も夏に流行すると思われますので動向を見守る 必要があります。
○A群溶連菌咽頭炎 ：患者数の増減を繰り返しながら、依然県内全域で流行が続いています。
○感染性胃腸炎 ：県内全域で主にＡ群ロタウイルス、アストロウイルスによる流行が長期間続いています。
○水痘 ：ここ数週間患者報告数は横這いですが、5月から6月は流行シーズンですので今後、県内全 域に流行が拡大すると予測されます。
○ヘルパンギーナ ：東・中部で少数の患者がで始めました。今後急速に流行が拡大すると予測されますので動 向に注意してください。

　インフルエンザから主にＡ香港型が分離され、B型、Ａソ連型も分離されています。咽頭結膜熱からアデノウイ ルス1、6型が分離され、感染性胃腸炎からＡ群ロタウイルス、腸管アデノウイルス、アストロウイルス、ノロウ イルス(GII)が検出されています。

流行の推移： ：急増 ：増加傾向 ：急減 ：減少傾向 ：横這 ：報告なし
　今週：◎流行、○：やや流行、△散発、×：患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。