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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が2件(雲南圏域1件、出雲圏域1件)報告されて
います。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎
:例年より早く、また大きな流行が松江、出雲を中心に起こっています。患者からノロウイ
ルスが検出されており、今後さらに拡大が懸念されますので感染予防に注意する必要があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :年間を通して流行しています。特に、冬季は規模の大きな流行となりますので今後注意が 必要です。
○手足口病 :県中部で報告患者数が増加してきました。今後の動向に注意する必要があります。
○水痘 :現在の県内の患者数は少数ですが、冬季に増加しますので、今後の動向に注意する必 要があります。
○流行性耳下腺炎 :大規模な流行が県内全域で起こっています。特に、隠岐圏域で大きな流行となっています。
3)主な病原体の分離状況等
○A群溶連菌咽頭炎 :年間を通して流行しています。特に、冬季は規模の大きな流行となりますので今後注意が 必要です。
○手足口病 :県中部で報告患者数が増加してきました。今後の動向に注意する必要があります。
○水痘 :現在の県内の患者数は少数ですが、冬季に増加しますので、今後の動向に注意する必 要があります。
○流行性耳下腺炎 :大規模な流行が県内全域で起こっています。特に、隠岐圏域で大きな流行となっています。
発疹症からコクサッキーA9型とエコーの9、16型ウイルス、無菌性髄膜炎からはエコー30型ウイルスが主に分離
され、感染性胃腸炎からはノロウイルス(GI、GII)と腸管アデノウイルスが検出されています。また、今週は浜田、
松江保健所管内の事業所を原因施設としたノロウイルスによる食中毒が発生しました。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
水痘 | △ | △ | △ | △ |
A群溶連菌咽頭炎 | ○ | △ | ○ | × |
感染性胃腸炎 | ○ | ○ | ◎ | △ |
咽頭結膜熱 | ○ | △ | ○ | △ |
手足口病 | ○ | × | ◎ | △ |
流行性耳下腺炎 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし