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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2006年 第40週 (10/2〜10/8) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :出雲圏域で報告数が急増し、大きな流行が起こっています。患者からノロウイルスが検出 されており、今後さらに拡大が懸念されますので、感染予防に注意する必要があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :報告患者数は横這い状態ですが、今後冬季に向かい流行すると思われます。
○手足口病 :今年は夏季に大きな流行はしませんでした。今週は報告患者数も数名となり、9月の小流 行もほぼ終息しました。
○水痘 :例年より2〜3週早めに報告患者数が増加しつつあります。今後、年末をピークとして報告 数が増加しますので、今後の動向に注意する必要があります。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が県内全域で続き、特に隠岐圏域では大きな流行 になっています。また松江圏域で増加傾向にあります。
○RSウイルス感染症 :例年この時期から流行し始めますので、今後の動向に注意する必要があります。
3)主な病原体の分離状況等
 咽頭結膜熱及び咽頭炎からはアデノ3型ウイルス、手足口病からはコクサッキーA16型ウイルス、無菌性髄膜炎 からはエコー30型ウイルスが分離されています。また、感染性胃腸炎からノロウイルス(GI、GII)、腸管アデノウ イルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 減少 減少 減少 × 横這
A群溶連菌咽頭炎 横這 横這 横這 横這
感染性胃腸炎 増加 横這 増加 横這
水痘 横這 横這 横這 横這
手足口病 横這 横這 横這 横這 ×
流行性耳下腺炎 横這 増加 横這 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
咽頭結膜熱発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
水痘発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧
島根県感染症情報センター