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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○咽頭結膜熱
:今週は東部で患者報告数が増加し、全県的にも増加傾向にありますが、9月から10月は患
者発生の少ないシーズンになりますので、大きな流行にはならないと思われます。
○手足口病 :先週急増した西部の報告は、今週はやや減少しました。西部から中部にかけて小流行が起 こっていますので今後の動向に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :例年と同様に7月をピークに夏季に流行しましたが、ほぼ終息しました。
○伝染性紅斑 :過去10年間で最大規模の流行でしたが、終息しました。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が続いています。東部では減少傾向にありますが、 他地区では流行が続いています。
○無菌性髄膜炎 :数週間中部地区で10歳以下の小児患者の報告が続いていましたが、3週間続けて患者報告 がありませんので流行期を過ぎたと思われます。
3)主な病原体の分離状況等
○手足口病 :先週急増した西部の報告は、今週はやや減少しました。西部から中部にかけて小流行が起 こっていますので今後の動向に注意する必要があります。
○ヘルパンギーナ :例年と同様に7月をピークに夏季に流行しましたが、ほぼ終息しました。
○伝染性紅斑 :過去10年間で最大規模の流行でしたが、終息しました。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が続いています。東部では減少傾向にありますが、 他地区では流行が続いています。
○無菌性髄膜炎 :数週間中部地区で10歳以下の小児患者の報告が続いていましたが、3週間続けて患者報告 がありませんので流行期を過ぎたと思われます。
無菌性髄膜炎からはエコー30、18型ウイルスが、発疹症からはコクサッキーA9型が、ヘルパンギーナからはコ
クサッキーA4、A10、A5型が分離されています。また、感染性胃腸炎から腸管アデノウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
ヘルパンギーナ | ○ | △ | △ | △ |
手足口病 | ○ | △ | ○ | ○ |
伝染性紅斑 | △ | × | △ | × |
流行性耳下腺炎 | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
無菌性髄膜炎 | × | × | × | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし