⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○咽頭結膜熱
:ピーク時と比較して患者報告数は1/3に減少しましたが、ここ数週間は横這い状態が続い
ています。
○ヘルパンギーナ :主に1,2歳の小児を中心に流行していましたが、ほぼ終息しつつあります。
○手足口病 :夏季に流行しやすい疾患ですが、今年はまだ大きな流行は起きていません。今週は西部で 患者報告数が増加していますので要注意です。
○伝染性紅斑 :過去10年間で最大規模の流行でしたが、ほぼ終息しました。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が続いています。東部では減少傾向にありますが、 他地区では流行が続き、特に隠岐地区では増加傾向にあります。
○無菌性髄膜炎 :今週は患者報告はありませんでしたが、ここ数週間中部地区で10歳以下の小児患者の報告 があります。
3)主な病原体の分離状況等
○ヘルパンギーナ :主に1,2歳の小児を中心に流行していましたが、ほぼ終息しつつあります。
○手足口病 :夏季に流行しやすい疾患ですが、今年はまだ大きな流行は起きていません。今週は西部で 患者報告数が増加していますので要注意です。
○伝染性紅斑 :過去10年間で最大規模の流行でしたが、ほぼ終息しました。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が続いています。東部では減少傾向にありますが、 他地区では流行が続き、特に隠岐地区では増加傾向にあります。
○無菌性髄膜炎 :今週は患者報告はありませんでしたが、ここ数週間中部地区で10歳以下の小児患者の報告 があります。
無菌性髄膜炎からはコクサッキーA4型、エコー18型、30型ウイルスが、ヘルパンギーナからは主にコクサッキ
ーA4型、その他にコクサッキーA5型、A10型ウイルスが、、咽頭結膜熱からはアデノウイルス3型が、発疹症から
はコクサッキーA4型、A9型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
ヘルパンギーナ | ○ | ○ | ○ | △ |
手足口病 | ○ | △ | △ | ○ |
伝染性紅斑 | ○ | △ | △ | △ |
流行性耳下腺炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
無菌性髄膜炎 | × | × | × | × |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし