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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○咽頭結膜熱
:全国と比較し規模の大きな流行が昨年から続いています。ここ数週間の患者報告数は減少
していますが、この疾患は夏季に流行しやすいので今後も注意する必要があります。
○A群溶連菌咽頭炎 :報告数が減少に転じる季節ですが、依然大きな流行が県内全域で続いています。
○手足口病 :主に夏季に流行する疾患ですが、現在県内では目立った流行はしていません。
○ヘルパンギーナ :全国で流行しています。県内では松江・出雲圏域を中心に主に4歳以下の小児で急増し、 流行のピークとなっています。
○水痘 :初夏の流行期も峠を越え、今後減少していくと思われます。
○伝染性紅斑 :過去10年間で最大規模の流行が全県で続いていましたが、減少傾向がみられます。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が全県で続いています。
3)主な病原体の分離状況等
○A群溶連菌咽頭炎 :報告数が減少に転じる季節ですが、依然大きな流行が県内全域で続いています。
○手足口病 :主に夏季に流行する疾患ですが、現在県内では目立った流行はしていません。
○ヘルパンギーナ :全国で流行しています。県内では松江・出雲圏域を中心に主に4歳以下の小児で急増し、 流行のピークとなっています。
○水痘 :初夏の流行期も峠を越え、今後減少していくと思われます。
○伝染性紅斑 :過去10年間で最大規模の流行が全県で続いていましたが、減少傾向がみられます。
○流行性耳下腺炎 :依然、例年と比較して規模の大きな流行が全県で続いています。
発疹症から、コクサッキーA9型ウイルスが主に分離されているほか、エコー16型、コクサッキーA4型ウイルス
が分離されています。 また、ヘルパンギーナからコクサッキーA5型、コクサッキーA4型ウイルスが分離されて
います。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
A群溶連菌咽頭炎 | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
水痘 | ○ | ○ | ◎ | △ |
伝染性紅斑 | ◎ | △ | ◎ | ○ |
流行性耳下腺炎 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし