保環研動向調査トップトピックス疾患別カレンダー2005年第32週(8月第2週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2005年 第32週 (8/8〜8/14)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 日本紅斑熱が1件(出雲圏域)、梅毒が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○ヘルパンギーナ :全国の流行はピーク時の半数にまで減少しました。島根県では比較的小規模にとどまってい ますが、流行状態が続いています。
○手足口病 :東部では減少し始めていますが、西部では依然流行状態にあり、報告の少なかった中部でも 患者数が増加し流行しています。
○咽頭結膜熱 :東部・中部を中心に報告が続いていましたが、今週は報告の少なかった西部からの報告が増 加しています。
○流行性耳下腺炎 :西部を中心に患者報告が続き、流行期が続いています。
○流行性角結膜炎 :全国的にみると島根県は高いレベルにありますが、西部で多かった患者報告も減少してきました。
3)主な病原体の分離状況
島根県のブタの日本脳炎ウイルスHI抗体保有状況
採血月日検査数HI抗体陽性数*12ME感受性抗体陽性数*2
7月27日152(13%)2(100%)
8月3日150-
*1 HI抗体価は1:10以上を陽性とした
*2 1:40以上のHI抗体価を示した血清について調査
 島根県内のブタの検査で、日本脳炎ウイルスのHI抗体が 検出されウイルスに感染したことが確認されました。例年 8月中旬以降に検出されることが多く、今年は例年よりも 早めの検出です。
 無菌性髄膜炎からはエコー6型ウイルス、手足口病から はコクサッキーA16型ウイルスが分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 横這 横這 横這 × 増加
水 痘 横這 横這 横這 横這
ヘルパンギーナ 横這 横這 横這 横這
手足口病 横這 減少 増加 横這
流行性耳下腺炎 横這 減少 横這 横這
流行性角結膜炎 減少 横這 横這 減少

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

咽頭結膜熱発生推移グラフ 水 ヘルパンギーナ発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧