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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症(O157)が21件(雲南圏域20件、浜田圏域1件)、
ツツガムシ病が1件(出雲圏域)、日本紅斑熱が2件(出雲圏域)、急性脳炎が
1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○ヘルパンギーナ
:全国では大きな流行となっています。島根県では東・中部で流行していますが、西部は小流
行に留まっています。
○手足口病 :全県で流行していて、主に1〜4歳の幼児が罹患しています。
○咽頭結膜熱 :全県で8名の報告がありました。報告数は少ないですが数週間横這い状態が続いています。 夏季、プールを介して流行しますので今後注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :全県で30名の報告がありました。主に松江・浜田圏域で流行しています。
○流行性角結膜炎 :西部で増加しており、流行しています。
3)主な病原体の分離状況
○手足口病 :全県で流行していて、主に1〜4歳の幼児が罹患しています。
○咽頭結膜熱 :全県で8名の報告がありました。報告数は少ないですが数週間横這い状態が続いています。 夏季、プールを介して流行しますので今後注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :全県で30名の報告がありました。主に松江・浜田圏域で流行しています。
○流行性角結膜炎 :西部で増加しており、流行しています。
雲南市の社会福祉施設で発生したO157感染症は患者16名:O157(VT1)1名、O157(VT1,2)15名、無症状保菌者
7名:O157(VT1,2)と大規模な発生となりました。
無菌性髄膜炎からは、エコー6型ウイルスが、手足口病からはコクサッキーA16型ウイルスが分離されています。
無菌性髄膜炎からは、エコー6型ウイルスが、手足口病からはコクサッキーA16型ウイルスが分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ○ | ○ | × | △ |
水 痘 | ○ | ◎ | △ | △ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
手足口病 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
流行性耳下腺炎 | ◎ | ◎ | △ | ○ |
流行性角結膜炎 | ◎ | × | × | ◎ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし