保環研動向調査トップトピックス疾患別カレンダー2005年第29週(7月第3週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2005年 第29週 (7/18〜7/24)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 腸管出血性大腸菌感染症が4件(松江圏域O111:1件、雲南圏域O157:3件) 報告されています。
2)定点報告5類感染症
○ヘルパンギーナ :全国では大きな流行となっています。島根県では全県で流行していますが、西部は小流行に 留まっています。
○手足口病 :全県の報告数は55名で流行していますが、中部は小流行に留まっています。
○咽頭結膜熱 :報告数は少ないですが数週間横這い状態が続いています。夏季、プールを介して流行します ので今後注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :全県の報告数は43名で、松江、大田、浜田圏域で流行しています。
○流行性角結膜炎 :西部で増加しており、流行しています。
3)主な病原体の分離状況
 細菌性の食中毒・感染症が多発する季節となり、本県では7月に入り腸管出血性大腸菌による事例が2件報告され ました。1事例は血清型O111による松江市の高校生1名の感染事例、もう1事例は血清型O157による雲南市の社会福 祉施設での集団発生事例で幼児3名から血清型O157が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 横這 横這 横這 横這
水 痘 減少 減少 減少 減少
ヘルパンギーナ 増加 増加 増加 横這
手足口病 横這 横這 横這 増加
流行性耳下腺炎 横這 増加 横這 減少
流行性角結膜炎 増加 報告なし × 報告なし × 増加

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

咽頭結膜熱発生推移グラフ 水 ヘルパンギーナ発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧