保環研動向調査トップトピックス疾患別カレンダー2005年第24週(6月第3週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2005年 第24週 (6/13〜6/19)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 破傷風が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :散発的な報告となり、島根県では定点当たり0.47人の報告がありますが、集団発生は22週以 降報告されていません。
○感染性胃腸炎 :ウイルス性の感染性胃腸炎は減少傾向にありますが、これから腸管出血性大腸菌やカンピロ バクターなどの細菌性胃腸炎が流行しますので注意が必要です。
○咽頭結膜熱 :松江圏域、出雲圏域で報告が続いています。
○手足口病 :全県で15名の報告がありました。夏の流行期に向け増加傾向にあります。
○水痘 :全県で流行のピークを越えたようです。
○ヘルパンギーナ :東中部で少数ですが患者が報告されるようになりました。例年に比べ流行の始まりが遅いよ うですが、夏期に流行する疾患で今後増加しますので注意が必要です。
○流行性耳下腺炎 :昨年は益田圏域で流行しましたが、5月以降、松江、出雲、大田、浜田圏域で増加しています。
3)主な病原体の分離状況
 初夏に入り細菌性食中毒が多く発生する季節となりましたが、依然冬季に多く流行するノロウイルスが検出され ています。手足口病からはコクサッキーA16型が、ヘルパンギーナからはコクサッキーA2型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
感染性胃腸炎 横這 減少 横這 減少
水 痘 横這 増加 横這 減少
ヘルパンギーナ 横這 横這 横這 横這 ×
手足口病 横這 横這 横這 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這
流行性角結膜炎 横這 横這 × 横這 × 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

感染性胃腸炎発生推移グラフ 水 ヘルパンギーナ発生推移グラフ
手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ 流行性角結膜炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧