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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
破傷風が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:インフルエンザの報告数は前年と同規模まで増加しました。特に、県西部では定点当たり35.8
人と先週の2.5倍に増加し、11の学校で閉鎖処置が執られました。東部・中部では、患者数の
増加が鈍ってきましたので、1〜2週の内にピークに達すると思われます。松江・出雲・浜田圏
域でA香港型が分離されています。中国地方はB型ウイルスが主流ですが、関東・東海などの患
者数が特に多い地方ではA香港型が流行している傾向にあり、今後の流行拡大が懸念されます。
○感染性胃腸炎 :全県で報告数が減少し、集団発生も報告されていません。しかし、今後ロタウイルスによる 胃腸炎が増加していますので、油断することなく、感染予防に気を付けてください。
○咽頭結膜熱 :松江圏域で小流行が続いています。
○水痘 :春期の流行期むけて少しずつ報告数が増加しています。
3)主な病原体の分離状況
○感染性胃腸炎 :全県で報告数が減少し、集団発生も報告されていません。しかし、今後ロタウイルスによる 胃腸炎が増加していますので、油断することなく、感染予防に気を付けてください。
○咽頭結膜熱 :松江圏域で小流行が続いています。
○水痘 :春期の流行期むけて少しずつ報告数が増加しています。
インフルエンザは各地区でB型が分離されています。分離数は少ないですがA香港型が各地区で分離されており、
西部ではA型による集団発生も確認されています。全県で胃腸炎患者からノロウイルスGIIが検出されています。A
群ロタウイルスが12月から検出され、検出数が増加しています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
A群溶連菌咽頭炎 | ◎ | △ | ◎ | ○ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
水 痘 | ○ | ○ | ○ | △ |
手足口病 | ○ | △ | × | △ |
流行性耳下腺炎 | △ | △ | × | △ |
流行の推移:
:急増
:増加傾向
:急減
:減少傾向
:横這
:報告なし
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
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