保環研動向調査トップトピックス疾患別カレンダー2005年第8週(2月第4週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2005年 第8週 (2/21〜2/27)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 破傷風が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :インフルエンザの報告数は前年と同規模まで増加しました。特に、県西部では定点当たり35.8 人と先週の2.5倍に増加し、11の学校で閉鎖処置が執られました。東部・中部では、患者数の 増加が鈍ってきましたので、1〜2週の内にピークに達すると思われます。松江・出雲・浜田圏 域でA香港型が分離されています。中国地方はB型ウイルスが主流ですが、関東・東海などの患 者数が特に多い地方ではA香港型が流行している傾向にあり、今後の流行拡大が懸念されます。
○感染性胃腸炎 :全県で報告数が減少し、集団発生も報告されていません。しかし、今後ロタウイルスによる 胃腸炎が増加していますので、油断することなく、感染予防に気を付けてください。
○咽頭結膜熱 :松江圏域で小流行が続いています。
○水痘 :春期の流行期むけて少しずつ報告数が増加しています。
3)主な病原体の分離状況
 インフルエンザは各地区でB型が分離されています。分離数は少ないですがA香港型が各地区で分離されており、 西部ではA型による集団発生も確認されています。全県で胃腸炎患者からノロウイルスGIIが検出されています。A 群ロタウイルスが12月から検出され、検出数が増加しています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 増加 増加 増加 増加
A群溶連菌咽頭炎 横這 横這 横這 横這
感染性胃腸炎 減少 減少 横這 減少
水 痘 横這 横這 横這 減少
手足口病 横這 横這 横這 × 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 × 横這
インフルエンザ流行情報

流行の推移急増:急増 増加:増加傾向 急減:急減 減少:減少傾向 横這:横這 報告なし:報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
インフルエンザ発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
水 手足口病発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧