⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
後天性免疫不全症候群が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:全県でインフルエンザが流行し、定点当たり25.4人と先週の1.5倍に増加しました。特に
浜田・益田圏域では3〜4倍に急増しています。浜田・出雲圏域からA型ウイルスが確認され
ています。中国地方はB型ウイルスが主流ですが、関東・東海などの患者数が特に多い地方
ではA香港型が流行している傾向にあり、今後の流行が懸念されます。
○感染性胃腸炎 :全県でノロウイルスによると思われる流行はピークを越え、報告数が急減し、集団発生 も報告されていません。しかし、ロタウイルスによると思われる胃腸炎が増加しています ので、油断することなく、感染予防に気を付けてください。
○A群溶連菌咽頭炎 :中部地区で患者数が多い状態が続いています。
○手足口病 :益田圏域でやや多い患者数となっています。
○水痘 :流行期ですが、平年に比べやや患者数が少なくなっています。
3)主な病原体の分離状況
○感染性胃腸炎 :全県でノロウイルスによると思われる流行はピークを越え、報告数が急減し、集団発生 も報告されていません。しかし、ロタウイルスによると思われる胃腸炎が増加しています ので、油断することなく、感染予防に気を付けてください。
○A群溶連菌咽頭炎 :中部地区で患者数が多い状態が続いています。
○手足口病 :益田圏域でやや多い患者数となっています。
○水痘 :流行期ですが、平年に比べやや患者数が少なくなっています。
インフルエンザは各地区でB型が検出されていますが、東部でA香港型が1件分離されているほか、浜田・出雲
圏域でA型ウイルスが検出され、西部ではA型による集団発生も確認されています。胃腸炎では全県でノロウイル
スGIIが検出され、各施設での感染事例からもノロウイルスGIIが検出されています。A群ロタウイルスは12月か
ら検出され、検出数が増加しています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
A群溶連菌咽頭炎 | ○ | △ | ○ | △ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
水 痘 | ○ | ○ | ○ | ○ |
手足口病 | ○ | △ | × | ○ |
流行性耳下腺炎 | △ | △ | △ | × |
流行の推移:
:急増
:増加傾向
:急減
:減少傾向
:横這
:報告なし
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。