インフルエンザは全国各地区で定点当り10人を超えました。特に関東・東海地区および九州地区の患者数 が多くなっています。患者報告の多い地区では、A香港型の割合が高い傾向にあるようです。中国地区では 山口県が定点当り29.7人で最も高く、全国の傾向と同じくA香港型が比較的多く分離されています、他の県 は定点当り15〜20人で、主にB型が分離されており、A香港型はほとんど分離されていません。
　感染性胃腸炎は、２月に入りノロウイルスの流行期がすぎたこともあり、減少傾向にありましたが、ほと んどの地区で横ばい傾向に変わり、一部の県では再び患者数が増加に転じているところもあります。今後ロ タウイルス等の流行期になることから、患者数が再び増加するもと思われます。
　九州地区で水痘および流行性耳下腺炎のの報告数が多くなっています。