1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
後天性免疫不全症候群が1件(出雲圏域)、日本脳炎が1件(出雲圏域)、梅毒が
1件(出雲圏域)、レジオネラ症が1件(大田圏域)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は9月が773件、10月が762件、8月が1190件 でした(4週換算)。
○インフルエンザ :46週に出雲圏域で、48週に松江圏域と益田圏域散発的な報告がありました。
○感染性胃腸炎 :(20.7)。中旬より各地で流行してきました。大田圏域(32)、松江圏域(26)、や出雲圏域、 隠岐圏域で多く報告があります。
○水痘 :(9.5)。前月下旬より各地で拡大しています。雲南、松江、益田圏域で多くなっています。
○流行性耳下腺炎 :(5.2)。各地で増減していますが、今月は松江、大田、雲南圏域で増加しました。
○伝染性紅斑 :(3.1)。雲南(7)、松江(6)、隠岐圏域(5)からの報告が多い他、出雲、益田圏域からの報告 もあります。島根県は全国的に最も多発しています。
○咽頭結膜熱 :(1.7)。前月より出雲圏域(4)で、また今月下旬から浜田圏域(6)で小流行しています。
○手足口病 :(2.7)。隠岐圏域(18)で再燃し、雲南、松江圏域でも漸減しながらも流行が続いています。
○A群溶連菌感染症 :(3.5)。中旬から松江、益田圏域の他各地で増加しています。
○百日咳 :乳児例2件が出雲圏域から報告されています。
3)眼科定点報告
○インフルエンザ :46週に出雲圏域で、48週に松江圏域と益田圏域散発的な報告がありました。
○感染性胃腸炎 :(20.7)。中旬より各地で流行してきました。大田圏域(32)、松江圏域(26)、や出雲圏域、 隠岐圏域で多く報告があります。
○水痘 :(9.5)。前月下旬より各地で拡大しています。雲南、松江、益田圏域で多くなっています。
○流行性耳下腺炎 :(5.2)。各地で増減していますが、今月は松江、大田、雲南圏域で増加しました。
○伝染性紅斑 :(3.1)。雲南(7)、松江(6)、隠岐圏域(5)からの報告が多い他、出雲、益田圏域からの報告 もあります。島根県は全国的に最も多発しています。
○咽頭結膜熱 :(1.7)。前月より出雲圏域(4)で、また今月下旬から浜田圏域(6)で小流行しています。
○手足口病 :(2.7)。隠岐圏域(18)で再燃し、雲南、松江圏域でも漸減しながらも流行が続いています。
○A群溶連菌感染症 :(3.5)。中旬から松江、益田圏域の他各地で増加しています。
○百日咳 :乳児例2件が出雲圏域から報告されています。
急性出血性結膜熱は患者報告はありませんでした。流行性角結膜炎は今年夏に浜田圏域で数週間にわたり小
規模な流行が続いていましたが、9月以降は減少しています。
4)性感染症報告
11月の性感染症の患者報告数は性器クラミジアが6件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマ
が7件、淋菌感染症が9件で、これら感染症は2003年から横這い状態が続いています。患者の年齢層は10代から40
代の性行動が活発な年齢層が大多数を占めています。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:雲南案圏域で20歳代の1件が報告されました。本年の累計は14件と少ない報告です。
○クラミジア肺炎
○メチシリン耐性黄色ブ球菌感染症 :39件。西部で前月より半減し比較的少ない報告でした。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :18件。東部と西部で共に増加し、本年2番目に多くなりました。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :3件。西部で3件の報告があり、本年の累計は12件となり、昨年の2倍になりまし た。そのうち西部が9件と75%を占めており、70際以上が8件となっています。
○メチシリン耐性黄色ブ球菌感染症 :39件。西部で前月より半減し比較的少ない報告でした。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :18件。東部と西部で共に増加し、本年2番目に多くなりました。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :3件。西部で3件の報告があり、本年の累計は12件となり、昨年の2倍になりまし た。そのうち西部が9件と75%を占めており、70際以上が8件となっています。
2.病原体検出情報(11月までの検出結果)
感染性胃腸炎からノロウイルス(G2)、手足口病からコクサッキーウイルスA16型、無菌性髄膜炎からエコーウ
イルス6型が主に分離されています。また、今月に入りノロウイルス(G2)による集団感染症が起こっています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | パレコ | 腸管アデノ | ノロ | 腸炎ビブリオ | 病原性大腸菌 | カンピロバクター | 合計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 3 | 6 | 16 | 3 | 4 | 6 | G1 | G2 | EPEC | |||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 9 | 1 | 3 | 20 | ||||
咽頭結膜熱 | 4 | 1 | 1 | 6 | ||||||||||
手足口病 | 4 | 4 | ||||||||||||
ヘルパンギーナ | 1 | 1 | 2 | |||||||||||
熱性疾患 | 2 | 3 | 5 | |||||||||||
無菌性髄膜炎 | 5 | 5 | ||||||||||||
咽頭炎・扁頭炎 | 3 | 3 |