1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
腸管出血性大腸菌感染症が6件(出雲圏域)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は8月が867件、9月が773件、10月が762件 でした(4週換算)。
○感染性胃腸炎 :(13)。8月以降特に少ない状態が続いています。大田圏域(21)、松江圏域(21)、出雲圏域 (15)では前月より増加しています。
○手足口病 :(3.4)。隠岐圏域(9)、雲南圏域(9)では大きく減少し、他の圏域でも減少しました。
○流行性耳下腺炎 :(4.1)。浜田圏域(9)で小流行が続き、松江圏域、大田圏域、出雲圏域でもやや多くなっています。
○伝染性紅斑 :(1.7)。隠岐圏域(5)、松江圏域(3)でやや多く見られる他、各地区で散発しています。
○麻しん :松江圏域で4歳児の1例が報告されました。1月の松江圏域の1歳児に次いで本年2例目の報 告です。
○RSウイルス感染症 :各地区で報告されるようになっています。
3)眼科定点報告
○感染性胃腸炎 :(13)。8月以降特に少ない状態が続いています。大田圏域(21)、松江圏域(21)、出雲圏域 (15)では前月より増加しています。
○手足口病 :(3.4)。隠岐圏域(9)、雲南圏域(9)では大きく減少し、他の圏域でも減少しました。
○流行性耳下腺炎 :(4.1)。浜田圏域(9)で小流行が続き、松江圏域、大田圏域、出雲圏域でもやや多くなっています。
○伝染性紅斑 :(1.7)。隠岐圏域(5)、松江圏域(3)でやや多く見られる他、各地区で散発しています。
○麻しん :松江圏域で4歳児の1例が報告されました。1月の松江圏域の1歳児に次いで本年2例目の報 告です。
○RSウイルス感染症 :各地区で報告されるようになっています。
急性出血性結膜熱は患者報告はありませんでした。流行性角結膜炎は今年夏に浜田圏域で数週間にわたり
小規模な流行がありましたが、10月には6件報告されました。
4)性感染症報告
10月の性感染症の患者報告数は性器クラミジアが6件、性器クラミジアが4件、尖圭コンジローマが3件、淋菌
感染症が10件で、これら感染症は2003年から横這い状態が続いています。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:出雲圏域で5歳児の1件が報告されました。本年の累計は13件で、少ない報告です。
○クラミジア肺炎 :雲南圏域で高齢者の報告が1件ありました。
○メチシリン耐性黄色ブ球菌感染症 :56件。西部で昨年11月以来の40件以上となりました。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :8件。昨年7月以降少ない状態が続いています。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :2件。西部で2件報告があり、本年の累計は9件となりました。一昨年までは年数 件であったのが昨年は6件となっており、増加しています。
○クラミジア肺炎 :雲南圏域で高齢者の報告が1件ありました。
○メチシリン耐性黄色ブ球菌感染症 :56件。西部で昨年11月以来の40件以上となりました。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :8件。昨年7月以降少ない状態が続いています。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :2件。西部で2件報告があり、本年の累計は9件となりました。一昨年までは年数 件であったのが昨年は6件となっており、増加しています。
2.病原体検出情報(10月までの検出結果)
ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA6型、手足口病からコクサッキーウイルスA16型、無菌性髄膜炎か
らエコーウイルス6型が主に分離されています。また、今月に入りノロウイルス(G2)による小規模な感染症が起
こっています。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | パレコ | 腸管アデノ | ノロ | 腸炎ビブリオ | 病原性大腸菌 | カンピロバクター | 合計 | ||||||
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型 | 2 | 3 | 2 | 5 | 6 | 16 | 3 | 4 | 5 | 6 | G2 | EPEC | |||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | - | 3 | 13 | ||||||
咽頭結膜熱 | 6 | 1 | 1 | 8 | |||||||||||||
手足口病 | 7 | 7 | |||||||||||||||
ヘルパンギーナ | 1 | 1 | 3 | 1 | 6 | ||||||||||||
熱性疾患 | 2 | 3 | 5 | ||||||||||||||
無菌性髄膜炎 | 2 | 8 | 10 | ||||||||||||||
咽頭炎・扁頭炎 | 2 | 2 |