保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第50週(12月第2週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第50週 (12/6〜12/12)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :益田圏域から1件報告があり、診断キットによりA型が検出されています。インフルエンザ の流行シーズンになりました。予防接種がインフルエンザ予防の基本です。また、うがいや 手洗い等の感染予防対策を始め、栄養や睡眠を十分にとり体力を付けるようにしましょう。
○感染性胃腸炎 :12月はノロウイルスによる胃腸炎が増加します。学校では集団感染が発生しています。手 洗いを十分にし、魚介類は十分に加熱して食べるようにし、感染予防に気を付けてください。
○A群溶連菌咽頭炎 :雲南圏域では流行が続いています。冬期に増加する疾患ですので、他地域でも要注意です。
○手足口病 :季節はずれの流行はピークを過ぎ減少傾向にありますが、東中部では流行が続いています。
○水痘 :流行シーズンに入り報告が増加しています。 特に西部で多いようです。
○百日せき :過去3年は報告がほとんどありませんでしたが、今年4月からやや多い状態が続いています。 先週は6件の報告があり、今週も益田圏域から1件報告されています。
3)主な病原体の分離状況
 中部と西部の胃腸炎からノロウイルスG2が検出され、また出雲圏域の小学校での集団下痢症事例からもノロウ イルスG2が検出されています。手足口病からはコクサッキーA16型ウイルスが分離されています。無菌性髄膜炎 からは夏期に流行したエコー18型に替わりエコー6型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ 横這 報告なし × 横這 × 横這
咽頭結膜熱 増加 増加 横這 報告なし ×
感染性胃腸炎 横這 横這 増加 増加
A群溶連菌咽頭炎 増加 横這 横這 横這
水痘 横這 横這 横這 増加
手足口病 横這 横這 横這 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

インフルエンザ発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ
A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 水痘発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧