腸管出血性大腸菌感染症が1件(松江圏域)、マラリアが1件(出雲圏域)、 レジオネラ症が1件(出雲圏域)報告されています。

○咽頭結膜熱 ：全県で減少傾向にありますが、松江圏域からの報告が続いています。
○ヘルパンギーナ ：全県で流行のピークにありますが、報告数が減少に転じています。
○感染性胃腸炎 ：夏期は食中毒原因菌による細菌性下痢症が増加します。食品の保存温度に注意しましょう。
○流行性耳下腺炎 ：益田圏域での流行は減少傾向にありますが、東部でも報告されるようになりました。
○手足口病 ：患者の報告もなく、流行していません。
○伝染性紅斑 ：報告患者数は少ないものの、持続して報告が続いています。
○無菌性髄膜炎 ：県内医療機関からの情報によると、例年に比べ患者数が多いようです。今週になり松江圏 域から3名報告されています。

　咽頭結膜熱からは、アデノウイルス3型をはじめ、1型、2型が分離されています。ヘルパンギーナからはコク サッキーA2,4型が分離されています。細菌性胃腸炎の流行期に入り、カンピロバクター・ジェジュニによる下痢 症が多く見られています。