保環研動向調査トップケイタイカレンダー2004年第26週(6月第4週)グラフ一覧
島根県感染症情報(週報) 2004年 第26週 (6/21〜6/27)
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)リンク⇒IDWR
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 日本紅斑熱が2件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○咽頭結膜熱 :出雲圏域を中心に流行していますが、今週は減少に転じています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東中部で報告が続いています。
○感染性胃腸炎 :ウイルス性胃腸炎の報告は減少傾向にあります。これからはサルモネラ菌、腸炎ビブリオ、 カンピロバクター、大腸菌などの食中毒原因菌による細菌性下痢症が増加します。食品の保 存温度に注意しましょう。
○手足口病 :東西部で報告されています。今後の流行に要注意です。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で流行が続いています。
○伝染性紅斑 :患者数は横這いで流行期に入っています。
○ヘルパンギーナ :東部を中心に報告が急増加しています。例年7月中旬をピークに流行しますので、注意し てください。
3)主な病原体の分離状況
 細菌性胃腸炎の流行期に入り、カンピロバクター・ジェジュニによる集団食中毒が3事例発生しました。また、 東アジアへの旅行者から赤痢菌が検出されました。 咽頭結膜熱からは、アデノウイルス3型をはじめ、1型、2型が分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
咽頭結膜熱 減少 横這 減少 減少
A群溶連菌咽頭炎 横這 横這 横這 横這
手足口病 横這 横這 横這 × 横這
伝染性紅斑 横這 横這 × 横這 横這 ×
ヘルパンギーナ 増加 増加 横這 横這
流行性耳下腺炎 横這 横這 横這 横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし

咽頭結膜熱発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
伝染性紅斑発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ 流行性耳下腺炎発生推移グラフ
凡例
 推移グラフ一覧