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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
細菌性赤痢が3件(松江圏域)、腸管出血性大腸菌感染症が1件(雲南圏域)、
クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○咽頭結膜熱
:咽頭結膜熱は全国的に過去10年間で最大の流行となっています。島
根県でも流行していますが、出雲圏域で顕著です。
○A群溶連菌咽頭炎 :報告が続いていますが、東部で減少傾向にあります。
○感染性胃腸炎 :ウイルス性胃腸炎は減少しますが、これからは大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター などの細菌性下痢症が増加します。食品の保存温度に注意しましょう。
○手足口病 :東中部で報告されるようになりました。今後の流行拡大に要注意です。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています
○伝染性紅斑 :患者数が徐々に増加しており、流行期に入っています。
○ヘルパンギーナ :東部を中心に報告が急増加しています。7月中旬をピークに流行しますので注意してください。
3)主な病原体の分離状況
○A群溶連菌咽頭炎 :報告が続いていますが、東部で減少傾向にあります。
○感染性胃腸炎 :ウイルス性胃腸炎は減少しますが、これからは大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター などの細菌性下痢症が増加します。食品の保存温度に注意しましょう。
○手足口病 :東中部で報告されるようになりました。今後の流行拡大に要注意です。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています
○伝染性紅斑 :患者数が徐々に増加しており、流行期に入っています。
○ヘルパンギーナ :東部を中心に報告が急増加しています。7月中旬をピークに流行しますので注意してください。
細菌性胃腸炎の流行期に入り、カンピロバクター・ジェジュニによる集団食中毒が発生しました。また、東ア
ジアへの旅行者からは赤痢菌が検出されました。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
咽頭結膜熱 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
A群溶連菌咽頭炎 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
手足口病 | △ | △ | × | × |
伝染性紅斑 | ○ | △ | △ | ○ |
ヘルパンギーナ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
流行性耳下腺炎 | ○ | ○ | △ | ○ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし