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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:流行は終息しつつあるようですが、B型の流行が尾を引いていますので注意してください。
○咽頭結膜熱 :患者報告数が、過去5年で最も高いレベルで続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東中部で報告が続いています。
○感染性胃腸炎 :例年より高いレベルで流行が続いています。流行は主にA群ロタウイルスによるものですが、 ノロウイルスによる胃腸炎も報告されています。主な感染経路は経口感染が中心です。 患者の吐物を取り扱うときはマスクを装着すると感染拡大防止に効果があります。
○手足口病 :東中部で報告されるようになりました。今後の流行拡大に要注意です。
○ヘルパンギーナ :報告が増加し始めています。例年7月中旬をピークに流行しますので、注意してください。
○伝染性紅斑 :患者数が徐々に増加しており、流行期に入っています。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています
3)主な病原体の分離状況
○咽頭結膜熱 :患者報告数が、過去5年で最も高いレベルで続いています。
○A群溶連菌咽頭炎 :東中部で報告が続いています。
○感染性胃腸炎 :例年より高いレベルで流行が続いています。流行は主にA群ロタウイルスによるものですが、 ノロウイルスによる胃腸炎も報告されています。主な感染経路は経口感染が中心です。 患者の吐物を取り扱うときはマスクを装着すると感染拡大防止に効果があります。
○手足口病 :東中部で報告されるようになりました。今後の流行拡大に要注意です。
○ヘルパンギーナ :報告が増加し始めています。例年7月中旬をピークに流行しますので、注意してください。
○伝染性紅斑 :患者数が徐々に増加しており、流行期に入っています。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています
インフルエンザではB型ウイルスが分離されています。咽頭結膜熱からはアデノウイルス1・2・3型が分離さ
れています。胃腸炎からはA群ロタウイルスが多く検出されていますが、嘔吐下痢症の集団発生事例からノロウ
イルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ○ | △ | ○ | △ |
咽頭結膜熱 | ◎ | △ | △ | ◎ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
伝染性紅斑 | ○ | × | △ | △ |
ヘルパンギーナ | ○ | ○ | ○ | ○ |
流行性耳下腺炎 | ○ | △ | △ | ◎ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし