⇒ 印刷用PDF
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ
:雲南圏域からの報告数が急増しています。浜田・益田圏域の流行は終息しつつあるようで
すが、シーズン遅くまで流行するのがB型ウイルスの特徴ですので、今後も注意してください。
○咽頭結膜熱 :患者の報告数は、過去5年で最も高いレベルになっています。
○感染性胃腸炎 :4月下旬からのA群ロタウイルスによる流行はピークを越えたようですが、患者報告数は 依然多い状態が続いています。罹患年齢は1歳から3歳までの乳幼児が多く、感染経路は 経口感染が中心です。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています。
○風しん :関東・九州を中心に患者数が増加していますが、島根県での患者報告はありません。
○ヘルパンギーナ :例年より2〜3週早く報告が増加し始めています。5月下旬には流行期に入ると思われます。
3)主な病原体の分離状況
○咽頭結膜熱 :患者の報告数は、過去5年で最も高いレベルになっています。
○感染性胃腸炎 :4月下旬からのA群ロタウイルスによる流行はピークを越えたようですが、患者報告数は 依然多い状態が続いています。罹患年齢は1歳から3歳までの乳幼児が多く、感染経路は 経口感染が中心です。
○流行性耳下腺炎 :山口県で流行しており、益田圏域でも流行が続いています。
○風しん :関東・九州を中心に患者数が増加していますが、島根県での患者報告はありません。
○ヘルパンギーナ :例年より2〜3週早く報告が増加し始めています。5月下旬には流行期に入ると思われます。
インフルエンザでは、東部・西部地域でB型ウイルスが分離されています。咽頭結膜熱からはアデノウイルス
1・2・3型が分離されています。また、感染性胃腸炎からは、A群ロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ○ | △ | ○ | ○ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
咽頭結膜熱 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
水痘 | ○ | ◎ | ○ | ○ |
A群溶連菌咽頭炎 | ○ | ◎ | ○ | △ |
流行性耳下腺炎 | ○ | ○ | △ | ○ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし