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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
今週の報告はありませんでした。
2)定点報告5類感染症
第15週から松江圏域の患者定点の変更に伴い、報告数に増減があります。しばらくの期間、松江圏域の動向は
静観する必要があります。
○インフルエンザ :患者数が減少しましたが、定点当たり報告数が1.6人となかなか終息しそうにありません。 特に、浜田・益田圏域ではB型が流行しています。
○咽頭結膜熱 :松江・出雲・益田圏域で報告がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎 :広範な地域から報告されていますが、中西部地域で減少傾向にあります。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスによる胃腸炎は減少しましたが、A群ロタウイルスが増加しつつあります。A群 ロタウイルスの罹患年齢は1歳から3歳までの乳幼児で、主な感染経路は経口感染が中心で す。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :これから、5月を中心とした初夏の流行に向けて徐々に患者数が増加すると思われます。東 中部地域で流行が見られます。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で流行が続いています。
○風しん :関東・九州を中心に患者数が増加しており、全国的な流行が心配されていますが、島根県で は今のところ患者報告はありません。
3)主な病原体の分離状況
○インフルエンザ :患者数が減少しましたが、定点当たり報告数が1.6人となかなか終息しそうにありません。 特に、浜田・益田圏域ではB型が流行しています。
○咽頭結膜熱 :松江・出雲・益田圏域で報告がみられています。
○A群溶連菌咽頭炎 :広範な地域から報告されていますが、中西部地域で減少傾向にあります。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスによる胃腸炎は減少しましたが、A群ロタウイルスが増加しつつあります。A群 ロタウイルスの罹患年齢は1歳から3歳までの乳幼児で、主な感染経路は経口感染が中心で す。十分な手洗いを心がけてください。
○水痘 :これから、5月を中心とした初夏の流行に向けて徐々に患者数が増加すると思われます。東 中部地域で流行が見られます。
○流行性耳下腺炎 :益田圏域で流行が続いています。
○風しん :関東・九州を中心に患者数が増加しており、全国的な流行が心配されていますが、島根県で は今のところ患者報告はありません。
インフルエンザの流行は終息しつつあります。A香港型(AH3)ウイルスの分離は急減しましたが、B型ウイルスが
引き続き分離されています。感染性胃腸炎からは、A群ロタウイルスが検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 |
---|---|---|---|---|
インフルエンザ | ○ | ○ | △ | ○ |
感染性胃腸炎 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
咽頭結膜熱 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
水痘 | ○ | ◎ | ○ | △ |
風しん | × | × | × | × |
流行性耳下腺炎 | ○ | △ | △ | ○ |
記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし
過去4週の流行の推移
:急増 :増加傾向
:急減 :減少傾向
:横這 :報告なし